4月もあっという間に下旬ですね。
暖かくなり過ごしやすい季節ではありますが
ゴールデンウィーク明けに多発する
「五月病」
この時期は寒暖差が身体にとって
大きなストレスになったり
春からの新しい環境や人間関係で
毎日緊張していた状態から
ゴールデンウィークの長い休みに入り
緊張の糸が切れ
自律神経の乱れることから
身体やココロに不調が出てしまうんですね。
春先の「木の芽時(このめどき)症状」
と言われる不調から、
そのまま「五月病」に進行してしまうことも。
未病先防〜五月を迎える前に予防しておきましょう。
五月病のキーワードは「肝(かん)」
![](https://fuwariyakuzen.com/wp-content/uploads/2024/04/springblues.png)
春先から新陳代謝が活発になり
冬の間に身体に溜め込んでいた老廃物を外に出そうとして
「肝(かん)」に負担がかかりやすい季節です。
肝が働きすぎると自律神経が乱れ、
イライラしたり怒りっぽくなったり
不眠などが起こりがちになってしまうんです。
そして、ストレスが溜まると肝の機能が低下し
様々な不調があらわれるようになります
ですので、ストレスを上手にコントロールして
肝の機能を健やかに保ち、
心も身体も元気に気持ちよく過ごすことが大切です。
五月病の予防と改善のポイント3つ
(1)身体を温め、急速な冷えを防ぐ
![身体を温める](https://fuwariyakuzen.com/wp-content/uploads/2024/04/springblues2.png)
冬の間に溜まった老廃物を排出するためには、
身体を温めることが大切です。
暖かくなってきたからと、急に薄着をし
冷たい飲み物や生野菜を摂りがちですが
温かいお茶やスープ、温野菜や生姜などを取り入れ
身体を温めるようにしましょう
(2) 氣の流れをよくする
![ストレッチやウォーキング](https://fuwariyakuzen.com/wp-content/uploads/2024/04/springblue3.png)
氣の流れが悪くなると
精神不安、臓腑の活動が阻害されます。
身体のエネルギーの「氣」は
「元気」の「氣」。
軽いストレッチや新緑の中をお散歩するのも良いですね。
浅い呼吸は「氣」の巡りが悪くなりますので
深い呼吸をしてリラックスして過ごしましょう
(3)脾胃の働きを保護する
肝の不調は消化器系を攻撃します。
胃の消化機能を保護することが必要です。
この時期に限りませんが
暴飲暴食は避けるようにしましょう
日々を軽やかに心豊かに過ごすためには
特別なこと
難しいこと
をするのではなく
ちょっとだけ日々の生活
「食」「 運動 」「睡眠」 などを見直してみるのが大切です。
五月病におすすめの食材は?
- 筍(たけのこ)
- 茗荷(みょうが)
- 生姜(しょうが)
- 酢
- 菊花
特に筍がおすすめで、
たけのこには、
- 新陳代謝を活発にし、ホルモンバランスを整える働き
- 氣の巡りを良くする働き
- 咳や痰を取り除く働き
- 身体にこもった熱を冷ます作用
- 胃腸の働きを促進
- コレステロールの吸収を抑える
- 便秘予防
- 脳のはたらきを活発化
といった様々な効能があります。
不眠や更年期におこるのぼせやイライラにも効果があります。
ただし、食物繊維が多いため
消化の負担になりやすいので、
普段から胃腸の弱い方は
食べ過ぎには注意してくださいね。
ゴールデンウイーク前に旬を迎えるのは
まさに五月病予防のためなんですね!
自然界の恵みに感謝ですね。
煮物だけでなく
たけのこご飯にしたり
春キャベツと一緒に炒めても良いですね♪
食べ物のパワーで未然に不調を防ぎましょう。